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YES!の新着レビュー
2012年5月28日 投稿
■YES!ってどんなクルマ?■ 「YES!」このクルマの車名をはじめて聞いたという方のために、ざっとプロフィールをお伝えしましょう。 ドイツ・フランクフルトの東に位置する街、「グロッセンハイム」で、2000年に創業した新生自動車メーカー「ファンク&ウィル」社にて生産。列記としたドイツ車なのです。 「走り」だけをただ純粋に追求したスペシャリティカーの開発に情熱を注ぎ、オールハンドメイドながらも、高い技術を有しており、創業4年目にして、ドイツの権威ある企業賞「EMERRGING」を受賞しました。以前は航空機の格納庫だったというファクトリーには、全長3.5キロにも及ぶ、滑走路が併設。日夜、テストドライブが繰り返され、開発に余念がありません。また、「YES!」購入者のドライヴィングレッスンも、この滑走路を使用して定期的に行われるというから驚きです。 今回はメーカーの広報車両を借用し、郊外での取材を敢行しました。 ■軽自動車の重さに286馬力■ 試乗車は「ロードスター1.8ターボ」。ポルシェ911ターボ(997型)を軽く凌ぐ動力性能の持ち主というから緊張は隠せません・・・。カブトムシのようなボディの「YES!」。しかし骨格は、強固で軽量なアルミスペースフレームに、FRPのボディで覆い、レーシングユーズにも耐えられる極めて高い車体剛性と軽量化を実現しています。実にその車両重量は830Kg!オイオイ、アルトと同じかよ? ■スーパースポーツ顔負けの走行性能■ 「ロードスター1.8ターボ」は、0-400m 10.9秒、0-100km/h 4.2秒、0-200km/h 12.2秒という、“浮世離れ”したスペックを実現しています。 まあ、とりあえずどうにかなるか・・・という気持ちで、ガルウィングドアを跳ね上げ、乗り込みました。スーパーカーブーム世代末期の私にとって、ガルウイングドアって憧れでしたね。しかし、某イタリアの猛牛と違い、開閉は非常に軽いものでした。 ■乗り味はレーシングカー■ しかし、一度このレーシーな空間に身を収めてしまうと、ノンアジャストのレカロ製レザーシートが、身体を隙間なくホールドし、市販車では味わえないコンペティシブな気分満点。また、フロントの大きく隆起したボンネットラインのおかげで、車幅感覚もとても掴みやすいのです。 正面にはいかにもハンドメイドといったアルミ削り出しのメーターパネルに、ドイツ「VDO」社製の計器類が合計7個装備され、さながら、現代の「スーパー7」といった雰囲気です。 ■意外に扱いやすい!■ エンジンは、アウディ製の1.8リッター5バルブターボエンジンのため、気難しいところはありません。しかし、ターボの過給圧アップ、吸排気系、CPUなどチューニング箇所は多岐に渡り、本来このエンジンのスペックである150psから、なんと286ps!まで出力を向上。830kgという軽自動車ほどの車体重量にコテコテチューニングエンジンの組み合わせを考えると、ステアリングを握る手に汗をかいてました。 「ゴルフ?」R32のMTモデルとほぼ同等の踏力を要求するクラッチは、軽く、ミュートポイントも掴みやすいため、MT車を乗ったことのある方なら動かす事はカンタン。アイドリングのまま、クラッチから足を浮かしても、スルスルとタイヤを転がし、ストールの気配すら見せません。このあたりはアウディのエンジンです。 ■市販車レベルではない走行性能■ 交通量の少ない「トーヨタイヤターンパイク」に出て、アクセルを踏み込むと、アレ?何も起きない・・・と思った直後、レブカウンターの赤い指針が3500rmを超えた途端、一気にターボパンチが襲ってきて、一瞬、フロントの舵が抜ける感覚を覚えました。コワっ、これぞ、まさに“ドッカンターボ”という奴であります。(ルノーサンクターボ?のような感じでしたね。)コーナー進入時には、このターボラグを十分計算しておく必要がありますが、過給域では、クルマがあっちの方向に向きそう・・・。正直、道路上では、コーナリング、動力性能を含め、このクルマの限界域に踏み込むことは不可能であるというのが、ワタシクの感想でした。 ブレーキは、前後ともにイタリア・「ブレンボ製」の4ピストンを備えています。830kgというライトウェイトには、オーバースペックともいえますが、このあたりもサーキットユーズを考慮したものです。このブレーキには、倍力装置が備わっていません。一般的な踏力では、制動が立ち上がらず、迫りくるコーナーに一瞬ビビリましたが、蹴飛ばすように踏みつけると、一撃で速度を削ぎ落としてくれるます。まさに自らの足=“踏力”が、倍力装置なのです。いまどき、こんなクルマないです。 ノンアシストのダイレクトなステアリング&ブレーキ、そして、恐怖すら覚える強烈な加速性能。どれをとっても、現在の自動車が忘れている動物的感覚を味わうことが出来ました。(今のクルマがいかに退屈な乗り物かがよーくわかりました。) わが国の自動車メーカーでは、このような“走る為”のクルマの生産は、期待できませんが、電子デバイスに頼らない操作性と、最新技術の信頼性を備えた「YES!ロードスター1.8ターボ」。クルマを操ることを趣味をする一部のエンスージャストのために、このようなクルマが、現在でも存在していることに、私は、敬意を表したいと思いました。
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見たことも 聞いたこともないけど かっこぃぃですねぇ♪ 1000万って ハィ無理ですぅw