CARVIEW |
ハンズオフからWi-Fi無制限まで! 新型ノア/ヴォクシーが驚異のぜんぶ入りミニバンに進化していた
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 117
2列目は超ロングスライド、オットマンやサイドテーブルも
2022年1月13日、「トヨタ ノア」と「トヨタ ヴォクシー」がフルモデルチェンジしました! 前評判通りTNGAプラットフォームを採用。最新の先進安全装備と充実した便利機能を満載する一方、12月にフロントマスクがチラ見せされていたとはいえ、改め見る外観は“ザ・キープコンセプト”という印象です。早速、中身をチェックしましょう。
室内装備では7人乗り仕様の2列目キャプテンシートにクラス初のオットマン機構とシートヒーターを設定、折りたたみ式の大型サイドテーブルも用意されました。2列目シートは745mmの超ロングスライド(8名乗りは705mm)も実現。骨格の最適化によって左右のCピラー間の距離は1295mmと先代より75mm広がったほか、104Lと大容量のラゲッジアンダーボックスも備わります。
オットマンや超ロングスライドは4月に発売される次期「ステップワゴン」も採用するなど、最新Mクラスミニバンの人気装備になりそうですね。(※8人乗りは3人掛けの6:4の分割可倒チップアップシート)。
パワースライドドア装着車は、助手席側に子供や高齢者に優しい電動格納式の補助ステップが用意され、足のジェスチャーでドアの開閉できるハンズフリー機能も設定されます。さらにバックドアは後方にスペースがない場所などで便利な、任意の角度を保持できるフリーストップバックドアを世界初採用しています。
トヨタ初のハンズオフにも対応。ミニバン向けの安心装備も満載
充実した先進安全装備も大きなトピックです。ざっと挙げただけでも…
・衝突回避&被害軽減は歩行者や自転車にプラスして自動二輪車も検知(トヨタ初)。
・横断や飛び出しを先読みして、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリングやブレーキ操作をサポート(トヨタ初)。
・先行車やカーブに合わせて減速操作をサポート。
・レーンチェンジのハンドル操作や隣車線の車両監視をサポート。
・交差点進入時に左右からの接近車両をブザーやヘッドアップディスプレイで警告。
・パワースライドドアから降車時に、接近車両を監視して警告とドア開閉停止。
・渋滞時(40km/h以下)に一定の条件を満たすとステアリングから手を放して走行可能(トヨタ初)。
・ステアリングとアクセルとブレーキをクルマが操作するアドバンストパークは前向きの並列駐車や出庫にも対応。
・ハイブリッド車はスマホによる駐車や出庫が可能なリモート機能も採用。
…などと非常に手厚くなっています。
また、ディスプレイオーディオは地図情報や検索にセンターからの最新情報を使うコネクティッドナビに対応し、目的地設定やエアコンなどの操作にも対応する音声認識サービス「エージェント」や、データ量無制限でスマホやゲーム機などにインターネット接続可能な車内Wi-Fiもトヨタ初採用されました。※ノアのベースグレード・Xのみナビ機能がオプション。
無線通信(OTA)やディーラーの優先接続で、常に最新のソフトウェアに更新できる機能も搭載されています。
ハイブリッドで3km/L以上、ガソリンで2km/L以上の燃費向上
最後にパワートレーンは2種類。1.8L直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッドは全ての電動モジュールが新設計され、FFモデルのWLTCモード燃費は23.0~23.4km/Lと先代比で3~3.6km/L向上しました。4WDのE-Fourも新型で後輪トルクが増大、コーナーリング中の操縦安定性や降雪や雨天時の安心感も増しています。
純ガソリンエンジンモデルは新しい2.0LダイナミックフォースエンジンにダイレクトシフトCVTを組み合わせ、燃費は15.0~15.1km/Lと先代比で2km/L以上の向上。こちらはダイナミックコントロール4WDが組み合わされます。
また、GA-Cプラットフォームの高剛性ボディによって上質な乗り心地や操縦安定性も実現したといいます。
<価格>
ノアのガソリンモデル:267~351万8000
ノアのハイブリッドモデル:305~389
ヴォクシーのガソリンモデル:309~358万8000
ヴォクシーのハイブリッドモデル:344~396
ノア(※7名乗り/FF車)の同名グレードで新旧を比較した場合、ガソリンモデルのX(ベースモデル)で約8、Gで約11の上昇、ハイブリッドモデルはXがほぼ変わらず、Gは約10の上昇となっていますが、TNGAによる新世代ボディや充実した先進技術を考えれば割安という印象ではないでしょうか。
弱点だった先進安全装備を一気に充実させ、オットマンやフリーストップバックドア、車内Wi-Fiなどファミリー御用達の便利機能を満載した新型ノア/ヴォクシー。2022年に続々登場する新型国産Mクラスミニバンの第1弾として、その売れ行きにも注目です。
-
- 新車価格(税込)
-
267.0 〜 351.8
-
- 中古車本体価格
-
9.6 〜 559.0
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
2022/1/13 13:51ノーマルのノアが一番いい。他のは攻めたというよりやっちまったって感じ。
BMWもそうだけどデザイナーが暴走してあらぬ方向へ行ってしまっている。もっと普通の顔でいいのに。-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
スポーツ
2024.05.29
ガスリー、今季初入賞もオコンの接触に失望「チームの指示に背く行為」アルピーヌ代表も激怒/F1モナコGP
-
業界ニュース
2024.05.29
一生モノのステアリングは「ナルディ」と「モモ」! ロングセラー製品の愛される理由とは?「パーソナル」や「イタルボランテ」はどうなった?
-
スポーツ
2024.05.28
アルファロメオ、主力『ジュリア/ステルヴィオ』に設定の限定車“スーペル・スポルト”の予約受付を開始
-
業界ニュース
2024.05.28
スバル・トヨタ・マツダ「仲良くケンカ」 新エンジン開発で3社“共創/競争”宣言【動画あり】
-
スポーツ
2024.05.28
アルボン9位、ウイリアムズ今季初入賞を喜ぶも「角田の後ろでつらいレースだった」/F1モナコGP
-
ニューモデル
2024.05.28
「正常進化」で富裕層をさらに誘惑 メルセデス・ベンツGクラスへ試乗 3L直6ディーゼルがベストフィット
-
業界ニュース
2024.05.28
このクルマの床、「竹」なんだぜ…? どうにかしたい“危険な植物”何に使える?
-
ニューモデル
2024.05.28
三菱自動車の軽トラックが一部改良を実施。安全性と機能性を向上
-
ニューモデル
2024.05.28
シンプルだけど気持ちがこもっている【ホンダ WR-V】
-
スポーツ
2024.05.28
ハミルトン、2ストップでファステストを記録もアンダーカットはならず「チームの指示にミス」とメルセデス/F1モナコGP
-
スポーツ
2024.05.28
ポールを獲得した3冠の父を出し抜き、新鋭ティアゴ・ペーニャが週末完全制覇/TC2000第3戦
-
業界ニュース
2024.05.28
軽トラはやっぱ“MT”っしょ! 三菱ミニキャブトラック改良!MTの燃費向上 約110
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.28
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ
-
コラム
2024.5.28
【566から】アウディA4&A5スポーツバックに特別仕様車「マイスターシュトュック」新設定
-
コラム
2024.5.27
【ビンボー臭さゼロ】なVW製新型キャンパーの“デザイナーズ感”。日本メーカーも出してほしい
-
コラム
2024.5.27
【買えないアルヴェル】横目に“500安+6人”で売れるレクサス「LM」が気にする兄弟の動向
-
コラム
2024.5.26
【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
-
コラム
2024.5.26
【マツダが明言】本当だった次期「CX-5」計画! ハイブリッドはTHSのマツダチューン版が濃厚
-
コラム
2024.5.25
キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】
-
コラム
2024.5.25
【199!】大人気プチバン「シエンタ」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?
-
コラム
2024.5.24
近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】